19になった

ドキュメンタリー・アンド・モキュメンタリーブログ

空いろのくれよん

急に会いたくなったことを僕は誰に言ってみようか。夜は長くなった。僕は孤独になった。それを紛らわすことも上手になってきた。だけど唐突にそんな脆い鎧は一瞬で壊れている。僕は天窓を見つめる。画素数の粗い月の光が照らす。お酒を注ぐグラスの中は溶けていく途中の氷が音を鳴らす。一度は出会って、永遠にさようなら。少しだけしたい悪あがき。僕の本音は君には言えない。君の本音も見たことがない。月が赤くて美しいけど、僕は君にそれを伝えることをやめて、他の誰かに成り下がる。この世界を仮想現実に見立てても続いてく生活。ひとりひとりの生活は一つずつ。交わってた線が徐々に交わらないようになっていって。それでもまた会うなら笑いながらハローアゲイン。そらいろのクレヨンで君を描いたけど、全然君に似てなくてクシャクシャにした。その手で君の顔もクシャクシャにした。僕の空想は君を幸せにするけど、現実じゃそうもいかないみたいだ。だったら僕はこの世界が終わるところでも安易に想像しながら、トイレで生命の発見の無駄話でもしようか。夜眠れなくて、君にLINEの返事をした後にビリーアイリッシュの可愛いまとめ動画を眺めてるよ。ダア。マイベイビ。