19になった

ドキュメンタリー・アンド・モキュメンタリーブログ

飛行

もう誰も前を通らないのに自分の存在を証明し続けようと、光続ける自販機。東京のど真ん中じゃそんな時間帯なんてないのかもと考えてみる。光のない川沿いのベンチでイチャつくカップルに気づかずに歌うAutmatic。2年前の自分たちを見てるみたい。目が暖かい。月が出る時間を待った甲斐がある。間違われがちな役不足の意味を正す。でも本当のことは誰にもわからない。君と僕との間。原付を2ケツしてる少年達はヤンキー。そういえば俺もしたことがあった。銀杏は聞かないけど峯田のマインド。ジムから出てくる太ったおばさん。警官は僕を無視して、僕は、また意味のない信号を無視する。永遠には生きれないよ。西松屋のウサギは僕を睨む。ことあるごとに僕をすき家に誘う彼。僕は大麻を久々に吸いたくなる。シーシャバーのあの子は絵を描いて、僕は写真を撮ってる。白くくすんだまな板の上には、殺されるのを心持ちにしてる白身魚。えんじ色のタクシーが僕の前を通り過ぎて、万歩計は数千を記録して眠る。僕は歩くのに疲れて、帰路を急ぐ。君の裸を足で撫でる。僕は冴えないピエロにすらなれず、なりたくもなく。オートチューンの波を中に埋れていく。置き去りにされた自転車。選挙ポスターにヘド。