19になった

ドキュメンタリー・アンド・モキュメンタリーブログ

ヒーローは日曜日に眠る

悲しい顔をしている君を
僕は何も言うことができない
時間はすでに夜中の1時を超えたあたり
二人でした散歩を思い出してる僕
ガリガリ君を二人で買って、
白い息を吐きながら歩く
月は出てなくて、雨が降ってた
今は多分そんなこと思い出すべきタイミングなんかじゃないんだろうけど
僕は今そういうことがしたい
傾く地面にしがみつく
爪に土が入る
地面は平らになる。
傾いたものはもうもとには戻らず
そうして少しづつずれていって最後はドシャん
無邪気に踊る君が好きだった
無邪気に踊る君を見てたかったなんて
気付いたら日にちは経ってて
君は他の誰かの前で踊る
僕も君じゃない誰かの横で眠る
純粋だったそれはいくつか汚れていく
凍えている君の声を思い出す
大したことはないけど、それはそれでよかった夜
君がソファにもたれかかり
僕が君にもたれかかる
つまらないことばかりの世の中を
僕たちはこうして生き抜いてきた
まあでもそれももう少しの辛抱
拙い言葉が弱々しく、
それでも勇敢に出されて刺さる
息ができなくなる
それはそれでいいかと思う
川の流れは止まらない
いずれダムも枯れる
病める無限のブッダの世界
正解のないジョークばかりがグルグル回る
回る回る世界は回る
まあそれでもいいかと少しばかり思う