19になった

ドキュメンタリー・アンド・モキュメンタリーブログ

Shoulders

息を止めて一酸化中毒。赤い塊が赤い火を発して赤い煙を発する。包まれた生物が溶けていく。あの人とあの人に絡まった紐も解けていく。痩けていく何かを見つめながら雨音を聞いてる。隣人が叫ぶ中に静寂の意味を知る。お味噌汁みたいな人間になりたいと思ったことがある。ホッと一息つけられる様な、生活には欠かせないような人間になりたかった時のことを思う。だけど、案外、人間は大切なことから先に忘れていく。お気に入りのクレヨンは先に無くなるし、綺麗な花はすぐに殺される。それと似たように人間はすぐ忘れちゃう。でもそうして日々を過ごして残った残り物の仕様もない世間話だったり仕草だったり、そういう一瞬がかけがえのないものに変わり、永遠に姿を変えるのだと思う。僕たちたまたまに出会い、たまたまに別れていく。そうして繰り返していく。早く死にたいわけではないけど、長く生きたいわけではない。なんなら27クラブに入りたい。だけど俺はそっち側の人間じゃなかったらしい。俺はめちゃめちゃ自分の文章には自信があるんだけどね、多分生まれてくる時代を間違えたのかもしれない。時代のせいにはしないけど、でも多分みんなのセンスがないんだと思う。でもこれを読んでくれてる人は最高にセンスがいいね。