19になった

ドキュメンタリー・アンド・モキュメンタリーブログ

Schwa

「君の匂いはどこか懐かしい感じがする。」

と言いそうになってやめる。

君と居酒屋に行く。

コロナのせいで亡くなったもの一つ思い出してる。

僕はいつも通りビール一杯で真っ赤になって、君が驚く。

「ここのお店はピーマンの肉詰めが美味しいですよ。」

「本当だ美味しい。」

「嫌いな食べ物は?」

なぜかネガティブな質問が口から出る。

タバコを吸って息ができなくなる。

肺疾患を持ってるのになんで僕は吸っちゃうんだろうか、と考えながらもう一本吸う。

誰かの叫び声がする。うるさい。

「どこか別のところ行きませんか。」

「そうだね。」

手早く会計を済ませて、お店の前のコンビニによる。アイスを買って、あてもなくフラつく。

「あの人の新しいEP聴きました?」

本当はもっとエロい質問がしたい。

あいつは抱いてよって言われたのに、俺はなんか意味わからないことばっかしてる

「きいたよ。よかったね。」

君はいつもそう。否定なんてしない。でも僕は君が見たいって思う。僕のことを否定して欲しい。

「終電ありますか?」

「うん。あと10分かな。」

「あ、よかったです。」

「誘わないの?」

「え?」

「私もう待てない。」

なんてなることなくて、彼女は改札を通る。

振り向いて欲しい。女々しいわがままだけど、そう願う。

 

透明少女

それでも結局空。空は青くて木は緑。コントラストが美しくて、穏やかな気持ちになり、足に感じる軽い疲労感が罪。君がくれた淡い期待に、だけど重ねれない未来。すぐそこにあるサマータイム、まあだけどどうでもいいか。結局は空。空っぽって意味だよ。だからそれにも意味はないんだよ。カビキラーに殺されるカビも、コロナにやられちゃう私たちも、小惑星が落ちてきて消滅する地球も。意味がないから、私たちは意味を見出そうとするし、ヤッケになったり、ハイになったりして日常を過ごしていくんだよ。君がギター片手に歌うラブソングも、償いの花束も、昼から飲む罪悪感のアルコールも。求めないことで人生は豊かになる。それは知ってるけど、求めちゃうよ、やっぱり。生まれた頃には当たり前に大量生産大量消費だったんだし、インターネットは当たり前だし、一生かかっても処理できない情報ばっかの世の中で、意味を探さないなんて無理だけど、こんな私はそうして生きたいんだよ。生きたように人は人になるでしょ。もう理屈とかそういうのに飽きちゃったんだよ。人生一回キリでしょ。もう言われ飽きちゃったけど、それはやっぱりそれぐらい大事なことなんだよ。私まだ二十歳で、心は17歳くらいだから失敗も許容範囲なのよ。

 

They Call Me Super Star

まーどうでもいい世間とかくだらねえ

もーどうでもいいあの人がどう思うかなんて

あーどうでもいいぜ自分のことすら

なーどうでもいいだろ世界に健康に言葉に


無限に感じるパワー

君といれば宇宙も破壊できちゃうくらい

暗い世界のニュースは無視して

お花畑で暮らす一緒に

もうそれでいいしそれがいい


結局言葉なんていらない

君を縛る言語はくだらないしつまらない

ほら自由さ扉開ければ自由

開けなくてもそこで踊ればそこが自由

カッコよくない人間にはバラの花束からショットガン取り出して打ち込むバンバン


大切なのあの子

でも今は2人で遊ぼ

恋してる君と

でも大切なのあの子

いつでもしてたい恋

だから今は君が好き

でも大切なのあの子

でも今は君が好き

ラフ

ごめん好きじゃなかった」

うん」

君が僕のこと好きだって言ってくれて、嫌いじゃなかったし、傷つけたくなくて。付き合ったら好きになるかなって思って、付き合ってみたんだけど、やっぱり無理だった。」

うん。気づいてた。本当はこの人私に興味ないんだろうなって。」

ごめんね」

謝らないでよ。あなたと居る時は幸せだったよ。だって大好きだったんだもん。例えあなたが私にそんな感情なかったとしても、今だけはあなたのこと独り占めできるんだって考えたら嬉しくないわけないじゃん」

    。」

でもやっぱりあなたと別れたあとは、楽しかった時間の何倍も苦しかった。報われない私の現実を見つめるのが辛くて。

あなたは、一緒にいる時は私を幸せにしてくれるの、だけど私にとって本当に大切にしなきゃいけない人って、会ってない時も私を幸せにしてくれる人なのよ。」

   。」

それに気付けたの。」

本当にごめんね。」

それしか言えないよね。大切なことにきづけたんだから感謝してるよ。」

ありがとう。」

でも私バカよね。あなたがこんなにきれいなレストラン予約してくれたって聞いてちょっとだけ期待しちゃったんだもん。あなたが好きな赤い口紅も、ワンピースも本当は好きじゃないのよ私。」

でも似合ってるよ」

似合ってても好きじゃないの。

私もあなたのこと好きじゃなかったもね、ただあなたが今の私に似合ってただけなのかも。」

Three Days Girl

僕の耳に伸ばす君の手がエロくて
君から飛沫感染したくてもらうタバコ
少し辛い。甘くない。今と真逆
少しずつ遅くなるBPMに合わせて君と話す
さっきまで乗ってたブランコは揺れてる
タバコの先の火に指が当たりそうで焦る
マッチの火に不便で君が笑顔
新聞配達のバイクが追い抜く二人の足
足裏に着くドロがジャリジャリ
お利口の犬が吠える不良のぼくらに
不良品でもそれなりに役立つかも
そんなことはどうでも良くて僕たち肩で風切り歩くのさ
そんなダサい彼氏ほっといて僕たちに加わりなガール
僕は終わりのない話がしたい
終わる時は絶対暗くなくて明るいから朝はエロく感じる
朝焼けに映えるラブホテル の電飾は泣いてる。疲れてる。
君のためなら惜しまないお金なんて
結局はただの紙切れ
大事なのは見た目よりも内面
内面から見える外見のスタイル
くたびれてる花みたいな雰囲気醸してるけど
あなたはもっと生き生きしてる
緊張しないでいいからね、
それを解くのが男の役目で
隠れて吸ってるweedもなんか味気なくなっちゃう
オレンジジュース片手に飲むから君はオレンジジュースベイベー
意外とグロい木星と消えちゃうリングと
それでも消えないのはあなたの指についてる
ってそれも消えちゃうのか、

彼方

行方不明自分。もうどこですか自分
ここですね自分。知ってるんだけど見当たりません。
見当たりたくないみたいな感覚ですね。
信じたくないというか、信じれないというか。
よく言われますねあなたはあなただけ、その2秒後にあなただけじゃないよの声、なんか結局意味がない気が、、
まあとて、自分を見出した後に待ってるものはなんなんでしょうか、解放でしょうか、自由でしょうか。そこに法律はあるのでしょうか。憲法で私の存在は保証されていますか。結局見つけたとてそれはそれで良いものなのでしょうか。それは結局自分という存在の限界を示すということになってしまうだけなのではないでしょうか。
何者でもない者から何者かになり、そこに見出される安心のぬるま湯にただ肩を浸けるだけなら僕は何者かになんてなりたくないのかもしれない。常に僕は無限体でいたい。誰にも決めつけられず、自分すら自分がわからないというのが案外正解なのかもしれない。ですがこの問いの解にだって僕は縛られるわけで、それは矛盾で矛盾で矛盾で

あなたは何者かである誰かに恋をして、何者でもない僕になんか見向きもしないだろうけど、それはそれであなたは一つの希望を見失うことになるし、振り返ってもそこに僕はいなくて、寂しい気持ちになっちゃうよ

君とチャイ

悲しい顔ならしないでくれよ、僕はずっとここにいるんだ。感情は意外にも一瞬で、その一瞬を切り取らないと死んでいくから、だからこうして文章を書いてる。いつも同じことを言うのは、そうして大切なことを忘れないようにするためで、いつも僕が矛盾しているのは、そうして僕が僕を見つめるためです。春になって暖かくなって、あなたが恋しくなって、僕は布団の中に潜ります。そこにあなたを見つけて僕は引きずり込まれたりもするわけです。残酷に見えるそれはいい加減に人を呪って、それが永遠に続いていきます。悲しいほどの現実はもう見飽きたから、そういった類の空想に耳を傾けてしていると、掃除機の音で僕は目が覚めたりもします。今日が課題の提出期限。機嫌はいつもよりいい感じ。わからない君のことばかり考えちゃって、頭がわからなくなってる。そういえば久々に電話したあの子は前より可愛くなってた。それも愛。会話は続かなくても空間が続けばオッケー。僕上京したいな。うそうそ。あ、もう8時だから集合しなくちゃ。飲んでたチャイティー置いて君とイチャイチャ