19になった

ドキュメンタリー・アンド・モキュメンタリーブログ

Changes

北海道にはヤリキレナイ川っていう川があるとか、Godivaの発音はゴダイバだったりとか、夜を散歩してたらUFOみたいな何かを見つけたこととか、ノエルギャラガーは最高にカッコいいことに気づいたこととか、パラパラの炒飯よりあなたがつくるベチャベチャの炒飯が好きなこととか、Less is moreはただ単にLess is moreなんじゃ無くてLess is moreって思える心を持ってることがLess is moreなんだと気づいたこととか、性の対象になる女と愛の対象になる女がいることとか、嘘が嫌いな人ほど嘘に騙されることとか、命の価値が平等じゃないこととか、口内炎に塩を塗ったらすごく痛いこととか、迎合が気色悪いこととか、お造りは関西弁だってこととか、好きに理由も知識も要らないこととか、この文章が毒にも薬にもならないこととか、HIGH&LOW が何十億もかけてBAD HOPのコスプレをしてることとか、ぼくたちどこに行っても心地よくないこととか、桜が散るのを美しいと思う人間の心が美しいこととか、色んなことがあるけど生きることとか、死ぬのは悲しいけど悪いことじゃないこととか、夏になったらかき氷食べながら話そう

 

‎STUTSの"Changes (feat. JJJ)"をApple Musicで

HEAVEN SEAVEN DAYS

あなたとは真反対の窓の方向を見て、帰り道の中華料理のことを考えながら解く数学の夏休みの課題は進まなかった。遊ぶ友達もいないから毎日来てるのに、独特の好きになれそうもない病院の匂いはいつになっても慣れなかった。高くない階の端っこの小さな病室に三人いた人間。あなたにしては生まれてきたばかりの私と、私にしては死にかけてるあなたのことを、綺麗な歌を聴きながらふと思い出したんだから、やっぱりあなたは綺麗な人だった。だし、あなたは私の中ではまだ死んでないってことだよ。もうあなたの匂いとか、あなたの口癖だとか、あなたの声なんかは全部忘れちゃったよ。でもあなたはまだ生きてる。冬の日のアイスクリームみたいな、バラの中には入らないミツバチみたいな、割れたグラスのようなあなたが好きだった。あなたの作る納豆ご飯はもう食べれない、あれはどうやって作るのだろうか。あなたは今でもアルバムの中で私を抱っしてるけど、いい加減下ろしてよ、疲れるでしょ。広がる薄暗い空の中であなたは私の声をよぶ、私はあなたの名前を読み間違えて、生えてた地面が全て陥没していく。あなた極楽に行ったことないの?、大丈夫だよ、僕あなたのこと時々思い出すんだ。それもふと思い出すんだ、それって絶対に強いんだよ。ずっと忘れないでいるのと違って、絶対に強いんだ。

あなたが僕に作ってくれた緑色のマフラーと、あなたがつけてた真っ赤な口紅と、あなたが来てた純黒の着物に、あなたは沢山の色だったことを思う。そうしてあなたを思い出す僕は今、ベッドの上にいて、こうしてたら最後のあなたにちょっと近づける気がするんだ。ちょっとだけだけど。あなたは死にたがりやだった、今は僕もそうだ。はじに座る僕にあなたが早く死にたいって言ってた意味は分からなかったけど、今ならわかる。だけど僕はあなたとお酒を飲みたかったし、僕はあなたと一緒に成人式の写真を撮りたかったなあ、なんて思うけど、もうあなたはここにいないし、僕のかすれる声じゃもうあなたは振り向くこともないから。SNSにも、インターネットにも、携帯のメモリにもあなたはいません。技術は進歩してるようで進歩なんてしていません。

棺に入るあなたは美しかったし、灰になったあなたもそれはそれで美しかったよ。あなたが愛した人たちが最後のあなたにすごく泣いていました。その涙からは、言葉より感情があふれていました、記憶よりあなたがたくさんいました。その日に食べたマグロからは血の匂いがしました。僕は生きてるんでしょうか、あなたは生きてたから死ねました。僕は生きてるんでしょうか。

 

‎マヒトゥ・ザ・ピーポーの"HEAVEN SEVEN DAYS"をApple Musicで

二十九、三十

僕が生きる理由。それは僕のため。君のためなんてのは、君のせいにする前の都合のいい言葉です。だから僕は僕のために生きるんです。君がどれだけ遠くにいても君と僕は変わらないし、君と僕が変わったとしても僕は変わらない。何か楽しいこととか、悲しいことがあったら君にどうやって面白く伝えようかを考える。もうどうしようもならないことも、もう全部がイヤになった後も、これなら面白くなるかもって少し思って、今までの嫌なことは少し遠くなる。最近疲れてるんだ。慣れないお酒を飲んで酔ったフリして自分を救うだけの文章を書いて、そんな無意味なことを繰り返して、結局同じところを行ったり来たりして。雪は大して降らないし、桜だってすぐに散っちゃうし、人間なんてたいていみんな同じで、ポルノすらつまらなくて、人気の映画のオチもよめたし、知りたいことも知りたくないことも知った気になれる世界だし、カレー落として晩御飯は食べれないままだし、もうみんな全然わかってないし、君から連絡もこないし、僕は君に連絡しないし、花粉症つらいし、でも僕は君にだけ負けたくないんだ。君にだけは負けたくない。だから俺は闘うんだ。お前も闘えよ。

 

‎クリープハイプの"二十九、三十"をApple Musicで

Nipponia Nippon

自信の欠如からくる怠惰に疲れ、もうなんでもいいから何かに恐れて行動しないのはやめにしましょう。そんなことを繰り返しても決して何も変わらないし、変わっていく世界に置いてけぼりをくらい、こんなはずじゃなかったと言い訳をするくらいなら、今から変えていけばいい。別に大きく変えなくてもいいから、少しづつ変えればいい。そしたらいつか知らぬ間に自信がついてきてまた新しい道が見えてくる。決断する時にはその決断に対して積極的でなきゃいけないんだ。一回ぐらい逃げ場をなくして生きていけばいい。人間はいつまでたってもまだ若い。ショックなことは多い。でもそれに振り回されるほどお前はヤワじゃない。少しづつ、足元から丁寧に見つめ直せば大丈夫。そう焦ることはない。

 

‎SALUの"Nipponia Nippon"をApple Musicで

 

Pac man

男なら女の子を抱きまくりたいっていうの凄くわかるよ。羨ましいかもしれない。でもそんな意味のないセックスしても心は満たされる数秒後には磨り減るだけでしょ。安っぽいよ。生々しくないよ。そんなことしてもエロくないじゃん。

俺が抱いた女がいっぱいいるより、俺に抱かれたかった女がいっぱいいる方がカッコいいと思うんだよ。俺の体はそんなに安いものじゃないんだ。

私にヤラセろ!と言われながら殺されたら最高

別にモテないからって言い訳じゃないんだけど、このままだと言い訳になっちゃうから、僕もっとカッコよくなるね。

 

‎VaVaの"Pac man"をApple Musicで

風をあつめて

僕1年間イギリスに留学してたんですけど、その間友達ずっと居なくて、いやまあ厳密には居たんですよ、クラスで毎回隣に座る子とか、提出物のことで分からんことあったら聞く子とか(まあ毎回その子が僕に聞いてきてたんですけど、)、でも僕その子たちのこと全然好きじゃなくて、嫌いでもないし好きでもないから、ずっと惰性の日々が続いてて、でもこの環境をずっと変えたいって思ってて、変わるわけないのにちょっとだけの期待をして街に散歩に出かけたんですよ、なんかすごい人に出会えるかなって思って、でもそんなん出会えるわけないじゃないですか、てか出会えたとこでどうにもならないってわかってたんですけど、で、それで川が有名な街だったからずっと川沿い歩いてて、ふんじゃあなんかお洒落なコーヒーショップとか見つけて、別にそこでコーヒー飲むとかじゃないんですけど、そうやって見つけることが段々楽しくなってきて、気づけば大阪で言ったら天王寺から難波ぐらいまで歩いてたんですよ、ほんとに気づいたらって感じで、心地よかったんですよね、で、まあその時に気づいたんですけど、多分こうやっていっぱい歩いて綺麗な景色も見てなんかフワフワできたのって多分一人だからなんだろうなって、なんかそれまでは寂しかったんですけど、それからは一人の気楽さに面食らっちゃったんですよね、でも僕が言いたいのは日本にはそういうのをできた友達がいたってことなんすよ、あいつらといるのも一人でいるのも全然変わらないんですよ、それって凄くないですか、多分空気が合ってるんですよね、なんか空気だと思うんです、人間関係、色々価値観がどうとか趣味がどうとかいうじゃないですか、いやもちろんそれも大事なんでしょうけど、そういうの全部含めた空気感なんで、でも価値観合えば友達になるわけでもないし、価値観違ってもそれが面白くて友達になったりするじゃないですか、でもその空気が何を表してて、どっから醸し出されるのかとかも分からないんで、

 

‎はっぴいえんどの"風をあつめて"をApple Musicで

Sympathy

この春から外国に来たの、大学に入るために今は語学学校に通っているけど、期待とは裏腹に大したことはない。別に何かが自分の中で変わるわけでもないし、毎日派手な生活なんてしない。友達なんてできない。そんなに仲良くもないのに気軽に”兄弟“なんて言い合う人達とは仲良くなれそうもない。別に好きで孤立してるわけじゃない、でも大人数でいると息が詰まる、だから一人。

朝は学校が始まる20分前に起きる。若いから化粧には時間なんて要らない。でも服が好きだからそれには時間がかかっちゃう、別に誰に見せるわけでもない、私が上機嫌でいるための私なりの工夫。そこから授業を受ける。授業は面白かったり面白くなかったりだけど、携帯の世界よりかは面白く、私が望む世界よりかはつまらない。他の子達はつまらないって一言で片付けるけど、なんか勿体ない気がする、それは自分で自分のことをつまらない人間って言ってるみたいで、なんだか可哀想に思う。休憩時間は外に出てタバコを吸うから晴れの日が好きだけど、小さい頃は雨の日が好きだった。雨の日のためのプレイリストをかけて雨の匂いを嗅ぐのが落ち着いたから。

最近こうしていい加減に過ごしてきた毎日も振り返ってみれば大きな自信となって返ってくるのだろうかと考える。人生は、、なんて言うと大げさだけど、毎日晴ればっかりじゃないし、雨ばかりでもない。晴れでも雨でもない日が続いたりもするし、晴天の日もあれば、晴れだけどちょっと雲がある日もあって、小雨もあれば、豪雨だったりもする。そういう形容できない感情が毎日心の中でグルグルしてて、そんなことを考えながら呑むタバコはおいしい。まあでも結局一人が好き、多分私、独りではないと思うから。

 

‎Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)の"たりないふたり"をApple Musicで