19になった

ドキュメンタリー・アンド・モキュメンタリーブログ

夜明け

夜が明ける頃には僕はもう違う場所にいるだろう。
君のことはもう知らないふりをしてるかも。
それが辛くなることは知ってる。そうできないのも知ってる。自分の気持ちがどう言ってるのかも本当は知ってる。
夜が明ける頃には僕たちは離れ離れになってるだろう。
同じベッド。君が先に起きて、僕はまだそこで寝ているだろう。朝になったこと。夜が終わったこと。つまり二人が終わったこと。
夜が明ける頃に僕は何かに気づくのだろう。そしてそれが僕を静かに優しく救ってくれるのだろう。僕はまた君じゃない誰かと恋をするだろう。だけどそれは結局延長線上にあるのだろう。
夜が明ける頃に僕は悲しみにくれているだろう。やっと素直になれたのに、君はそれでもやっぱりここにはいないだろう。声が聞きたくなっても電話はできないし、君を笑わせたくても、もう髪を触れないだろう。
夜が明ける頃には僕は満たされてるだろうか。
夜が明ける頃には君は一体どこで何をしてるんだろうか。