19になった

ドキュメンタリー・アンド・モキュメンタリーブログ

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君と僕が一晩中踊る。頼りない一つのライトをたよりに足元をフラつかせながら、ウイスキーなんて飲みながら。青色の海の中を輝く星たちを僕たちが置き去りにしながら、2人で甘いチョコパイ食べながら、ああ幸せ、幸せだなあってまるで加山雄三みたいに。このまま竜宮城まで2人で逃げようよ、玉手箱も2人で開けようよ、そうすれば来世も僕たちまた2人で会えるよ。2人きりになった世界で、破滅した世界を横目にスローなテンポのお洒落な曲を流しながら、次はあの月まで行きたいよね。知ってた?月って本当は一つじゃなくて、月の形分の月の数があるんだよ。君はどれがいい?僕は三日月が良い。淵に座って釣りがしてみたいんだ。君もそうでしょ。それでたまに飽きたらあのフワフワの入道雲までダイブしてそのまま綿菓子みたいに食べようよ。食べ過ぎたらダメだよ。落ちちゃうからね。ほら、すごく楽しそうでしょ。僕たち夢の中にいるからどんな所にだって行けるんだ。寂しいかい?寂しいの少しだけだよ、だから恐がらないで。あの日本当は君が孤独だったこと、本当は知ってたんだ。でも時間は過ぎていって、僕、もう君をそんな目にあわせないって決めたんだよ。だからもう君は1人じゃないし、寂しくないからね。ああもう一度2人で踊ろう。